おめでたい報告

カテゴリー │私のまわりのつわりに苦しむ人たち

おめでたい報告


現在育児休業中の私ですが、同年代の同僚から妊娠したと報告がありました

とてもおめでたいことで一緒に喜んだと同時に、やはりつわりがひどいという彼女の声に悲しくなりました



私たちの職業は接客業で、自由にトイレに行ったりずっと座っていたりすることができません

また長時間の接客になることも多く、途中で対応を代わってもらったりすることも難しい仕事です

ですので、つわり中は本当に仕事が苦しく、どうしても続けることができずに私は休職してしまいました

私ほどきつくはない、と彼女は言いますが吐く回数が多かろうが少なかろうが、そういうことは関係なくつわりは辛いものです





どうしてつわりの辛さが世間にあまり知られていないのか、私はいつも疑問に思うのです

同情を集めたいわけではなく、こんな症状で身体の自由がない、病院に行っても治療する術がない、つまりほとんどの場合ただ時間が過ぎるのを、吐きながら嗚咽に苦しみながら水分を摂ることも難しい状態でひたすら待つしかないということ



そしてつわりのしんどさを経験したことがない人から(性別問わず)、

「それくらいで仕事を休むなんて…」

「私は妊娠してもそんなことはなかった…」

「望んで妊娠したのに何を甘えているのか…」

と言われる、言われなくても態度に出されることに直面しなければならないこと






つまり、つわりとは

●自分自身の体調との闘い

●周囲からの冷遇との闘い

このふたつがいっぺんにやってくるのです

(もちろんそうでない場合もあります、あくまでも私の経験談です)




体調の悪さはどうにか乗り越えるとしても、つわりに対する周囲の理解の低さで受けた精神面の傷は、例え赤ちゃんを無事出産したあとも消えることはありません


同僚の彼女が妊娠したと聞いて心から嬉しく思うと同時に、どうか彼女が同じような思いをしなくて済むように…と願わずにはいられなかったのです




 
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