つわりで得たもの

長いつわりとの戦いの日々が終わりました。



つわりなんてもう絶対に経験したくない！！

と思った私ですが今振り返るとこれはよかったかな、と思うこともあります。

ひとつは、その後の出産も子育ても

つわりの日々に比べたら辛くも何ともないこと。







出産ももちろん大変だったのですが

どちらかをもう一度経験しなければならないとしたら

絶対につわりより出産を選びます。







だってつわりはいつ終わるかわからない苦しみだけど

出産は長くても３日程度で終わる

ゴールが見える苦しみなのでまだ我慢できます






また、産んですぐに始まる睡眠不足の授乳漬けの日々も

全然辛くありません。




同じ睡眠不足でも吐き気で眠れないのと

かわいい赤ちゃんに授乳するためなのは圧倒的に後者が楽です。


というより授乳はむしろ幸せな時間でした。







それと世間のお母さんを見る目が全く変わってしまったこと。

出産や子育てが大変、とは聞いてある程度覚悟はできていたのですが

まさかそこに辿り着くまでのつわりがこんなに辛いものとは思ってもいませんでした。






そんな思いをして子供を命を懸けて産んで育てているんだなぁと

街中を歩く子供連れの女性を見る度に感慨深くなってしまいました。




それから、それを支えてくれている家族や会社の人たちなど

自分をサポートしてくれる人の有難さや

つわりは病気ではありませんが辛い闘病生活をしている人たちの辛さなど…





色んな人たちの優しさや辛さが少しだけわかるようになり

以前より成長できた気がします。





それから、私は四人兄弟なのですが、仕事、家事、育児をこなしながら

休暇もとらずに四人の子供を産んで育ててくれた自分の母には

もう一生かなわない気がします…。





そんな気持ちが芽生えたのも

つわりがあったからではあるんですよね。