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母性健康管理指導事項連絡カードについて

カテゴリー │つわりと診断書について




私は過去3回の妊娠中、3回とも妊娠悪阻の診断が出て仕事を休業しました

そのことは何度もブログに書いていますが、その際いつも診断書を会社側に提出しています



3回目の休業手続きのときから、病院から出される診断書が「母性健康管理指導事項連絡カード」に変わりました

こういった様式のものです




これは診断書と同じ効力を持ち、医師が会社側に正確に妊婦さんの様子を伝えるための様式です

厚生労働省が定めた公的な書類なので、休業にあたり診断書が必要な場合も、こちらの連絡カードがその代わりとなります


こちらと会社指定の休業のための書類に記入してお休みを頂くことができたので、つわりがひどく仕事を続けるのが難しい方はぜひ参考にしてみてください

母性健康管理指導事項連絡カードは厚生労働省のこちらのページからダウンロードできます→女性に優しい職場づくりナビ


またほとんどの自治体が発行している親子健康手帳(母子手帳)にも同じもの記載されています


体調が悪い中で手続きをするのは大変ですが、早く体を休めるためにも医師と会社にしっかり相談されてくださいね






コウノドリ

カテゴリー




去年大人気だったドラマ、コウノドリ


妊娠中のみなさんは特にご覧になっていた方が多いのではないでしょうか

私はドラマ化される前に電子書籍で読んでいたんですが、マンガもドラマも泣ける泣ける…つわり中に泣くと気持ち悪さが少し忘れられる気がして、ベッドの中で何度も何度も読んでいました

(死産などの重いテーマもあるので全ての方にお勧めはできません)


そのコウノドリ8巻に妊娠初期のつわりについて取り扱った回があります

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1巻から読んでいて、あーやっとつわりのテーマがきた、正直ちょっと取り上げてくれるのが遅いな、と思いました

どうしても出産に比べると妊娠中のつわりって軽く扱われがちなんですが、そんな一面をこの8巻でやっと登場したということでも垣間見た気がします

つわりが軽かった人や男性からすると、どうしてもつわりは後回しになりがち、軽く考えがちなところがありますよね


と言いつつも、おそらく男性誌で「つわり」をここまで主なテーマに扱ったマンガというのは多分初めてだと思います

それだけでもかなり進歩なのかもしれません


このコウノドリのつわり回でも、つわりがきつくて仕事が休みたいとなかなか言えない女性と、その上司の噛み合わなさが浮き彫りになっています

このブログを読んでいただいている方も、身体の調子が辛くて辛くて、どうしても仕事に行けそうにない、そういう人がとても多いことが検索ワードからわかります



私は、3回妊娠して3度つわりで休職しました

仕事中に2度倒れて救急車で搬送されました

つわりの程度は人それぞれです

全くない人もいれば、夜になると気持ち悪くなる人、何か食べていれば気持ち悪くない人、ずっと眠い人、入院してしまうくらい体重が落ちてしまう人など、本当に様々です


なので、自分の身体とお腹の赤ちゃんのことを一番わかっているのも、妊婦さん自身です

妊娠は代わってもらえないけれど、仕事は代わりの人にやってもらうことができます

つわりが辛い場合、絶対に無理をせず仕事のことはとにかく後回しにしてゆっくり休んでくださいね




つわりで病欠、休職した時の手続きのお話はこちらで→「もう仕事ができない!つわりで病欠の手続きをしよう!






私はこんなつわりでした

カテゴリー │3回目のつわりつわりの辛い症状




つわりには「食べつわり」や「よだれつわり」など人によって様々な症状があるようですが、私はいわゆる「吐きづわり」でした

とにかく寝ているとき以外は吐いて吐いて吐きまくるつわりです




私はもともとお酒を飲めないので、二日酔いで吐くといったような経験がほとんどなく、第一子を妊娠するまで人生で吐いた経験は数えるほどでした

それがつわりが始まり一度吐き始めてからは、常に吐き気との闘う日々が始まったのです



吐く、という行為はとても体力を消耗します

お腹に力を入れ、全身をこわばらせ、息を止めて集中しなければ吐くことはできません

目から涙があふれ、うめき声をあげながらトイレにこもる生活は本当に苦行と呼ぶほかありませんでした




特に仕事中に吐き気に襲われ、必死で声をあげないようにしているときがとても辛かったです

声を出さないようにといっても完全に声を抑えるのは無理だったので、同僚や上司からは遠回しに嫌みを言われたりもしました

(食欲がなくなるだとか、トイレに長くいるのは困るとか…)

とは言っても嘔吐時にトイレに行かないわけにもいかないので、周囲を気にしながら吐き、仕事に戻り、また吐いて…

そんなことをしているうちにみるみる体重が落ち、やがては通勤することも困難になってしまったのです





そしてもちろん家でも吐く生活は続きます

夜中は何度もベッドから出てトイレに行くのがしんどくなり、布団を持ち出してトイレの前で横になる生活をしていました

眠りについているときだけは吐くこともないので早く睡魔が訪れてほしいと願う一方、吐く行為で目はますます冴えるばかり

結局うとうととトイレの前の廊下で一晩をあかし、またつわりが始まる一日がきたと絶望する日々


このような症状が出ているつわりは、もう病気と同じだと診断してもいいと思います

そしてつわりを抑える特効薬などがない現状で、家族や会社のつわりに対する理解が深まらなければ、女性が子どもを妊娠することはとても孤独で険しい道のりだと思うのです









おめでたい報告

カテゴリー │私のまわりのつわりに苦しむ人たち




現在育児休業中の私ですが、同年代の同僚から妊娠したと報告がありました

とてもおめでたいことで一緒に喜んだと同時に、やはりつわりがひどいという彼女の声に悲しくなりました



私たちの職業は接客業で、自由にトイレに行ったりずっと座っていたりすることができません

また長時間の接客になることも多く、途中で対応を代わってもらったりすることも難しい仕事です

ですので、つわり中は本当に仕事が苦しく、どうしても続けることができずに私は休職してしまいました

私ほどきつくはない、と彼女は言いますが吐く回数が多かろうが少なかろうが、そういうことは関係なくつわりは辛いものです





どうしてつわりの辛さが世間にあまり知られていないのか、私はいつも疑問に思うのです

同情を集めたいわけではなく、こんな症状で身体の自由がない、病院に行っても治療する術がない、つまりほとんどの場合ただ時間が過ぎるのを、吐きながら嗚咽に苦しみながら水分を摂ることも難しい状態でひたすら待つしかないということ



そしてつわりのしんどさを経験したことがない人から(性別問わず)、

「それくらいで仕事を休むなんて…」

「私は妊娠してもそんなことはなかった…」

「望んで妊娠したのに何を甘えているのか…」

と言われる、言われなくても態度に出されることに直面しなければならないこと






つまり、つわりとは

●自分自身の体調との闘い

●周囲からの冷遇との闘い

このふたつがいっぺんにやってくるのです

(もちろんそうでない場合もあります、あくまでも私の経験談です)




体調の悪さはどうにか乗り越えるとしても、つわりに対する周囲の理解の低さで受けた精神面の傷は、例え赤ちゃんを無事出産したあとも消えることはありません


同僚の彼女が妊娠したと聞いて心から嬉しく思うと同時に、どうか彼女が同じような思いをしなくて済むように…と願わずにはいられなかったのです




つわりがもたらすもの

カテゴリー │3回目のつわりつわりの辛い症状





ついに9月に出産し、長い長い3度目のつわり生活が終了しました





何度味わってもつわりは慣れるものではないです

慣れるどころか、回数を重ねるごとにひどくなっていくような気がします…






最初のつわりは自分の身体がどうなっているのかわけもわからず不安と体調不良に悩まされ続け

2回目以降はつわりに加えて上の子たちのお世話があり、もう人生でこんなに辛い試練はないと思えるくらい





何度も同じことを書いていますが、出産よりも育児よりもつわりの方が大変です

大変と言うより比べる次元にならないくらいつわりは辛いものです

人にもよると思いますが、何時間も続く陣痛や会陰切開、縫合から後陣痛、授乳の乳首の痛み…そこから昼となく夜となく続く寝不足と赤ちゃんのお世話の日々


それよりなにより、妊娠中のつわりが本当に苦しいものでした








そしてフルタイムで働いている私にとって今回もやはり一部の会社の人に理解してもらうことはできず

それが今も心の傷になっています





もちろん自分の意志で妊娠したわけですし、まわりがどうこうすることはできない問題なのですが…

つわりが辛いので休みたい、早退したい、と伝えた時の上司や同僚の冷たい返事に何度も心が折れてしまいました





思い出すだけで辛くなってきたので、そのあたりは少し落ち着いてまとめてからまた記事にしたいと思います